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【薬屋のひとりごと】後宮の外に咲く毒の華【R指定】

第2章 後宮の外に毒の華が咲く②


「良薬は口に苦しですよ。元が毒の薬なんて沢山あります。」

「その薬を飲んで渼妃は死んだのか?」

「確かに過剰摂取すれば薬といえど毒にもなりますが……。」

猫猫は壬氏に見せる様に、手のひらを広げた。




「薬にする為に大鍋で加圧加熱をしたらアコニチンなどは毒性の低い化合物に変換されます。」

「?????」

「つまり…、人を殺すほどこの薬を摂取させるには、この手のひら程の薬が必要です。」




その説明で、壬氏は渼妃の寝室の様子を思い出した。




「寝室は争った後がありました。割れた茶器を見る限り、茶を飲ませながらトリカブトを摂取させたのです。」

それでやっと壬氏は納得した。

「豆粒を手のひらいっぱい飲むのに。小さな茶器一杯で飲めますか?」

「つまり渼妃が飲んだトリカブトは…。」

「十中八九、煎じたトリカブトでしょう。」




猫猫の話を聞くと、壬氏は高順に千将軍にその事を伝える様に命じた。




「とは言っても…。普通の侍女が手に入れられる代物じゃありません。月娘様、心当たりはありますか?」
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