【薬屋のひとりごと】後宮の外に咲く毒の華【R指定】
第7章 【R指定】花街に毒の花が咲く③
苦しみも快楽も、この女に与えていいのは自分だけだ。
壬氏はキツい抱擁から逃げようとする月娘の身体を再び抱き寄せた。
2度と離さないと言ったから。
「月娘逃げるなよ。お前の中に出すんだから。」
そう言った壬氏が月娘の1番奥まで腰を押し付けると。
中で壬氏のモノが跳ね上がるのが分かった。
「あっー…瑞っ!」
抱き締めて居る壬氏の身体が痙攣していた。
「っ…はっ……動くな月娘……っ。」
壬氏の言葉に月娘は彼に身体を任せた。
月娘を強く抱き締めている壬氏の身体が微かに震えているのが分かって。
壬氏の身体は動いていないのに、彼のモノが自分の中で何度も動いているのを感じた。
「………………。」
「…は………はぁ………月娘……。」
壬氏の腕が緩くなって、月娘の顔を撫でながらキスをしてきた。
それでやっと、月娘は壬氏が自分の中に果てたのだと分かった。
乱暴に抱かれて、壬氏の入っている場所が痛かった。
だけどそんな痛さよりも、月娘の全身を覆った感情に。
たまらずに涙が出た。