第3章 公園の怪談!?
「い、いるわよここに!ジョン、いらっしゃい!おねーさんがおごったげるわよ」
ということで、5人全員で出掛ける事に。
(本日のお客様、ごめんなさいけどあたしたちは出掛けるのでご用がある人はリンさんにお願いします)
出掛ける際にリンに声はかけたが返答は無かった。
結衣はその事に多少は苛立ちがあったが、これから法生と映画と思えばその苛立ちも消えてしまう。
そして5人は映画館に来たのだが、休日もいうことあって人で賑やかである。
人気な刑事映画にホラー映画やら色々ある映画に、人々は目を輝かせながらチケットを購入していた。
「さあて、何見るかねぇ。おれは青島刑事見てぇけど……双子はどれ見てぇ?」
ポスターを見ながら法生は双子へと視線を向ける。
「あたしも青島刑事でいいかな。ちょうど見たかったんだよねえ」
結衣はそう呟きながら、刑事映画のポスターを見る。
そんな双子の姉を見て、麻衣はとあることを思いついた。
双子の姉は趣味が良いとは言えないが、法生に思いを寄せているのだ。
これはチャンスなのかもしれないと。
「あたし、綾子達とあのホラー映画見てくる」
「え!?一緒にみないの、麻衣」
「青島刑事よりあっちが気になる!じゃ、ぼーさん、結衣のことお願いね」
それだけを言うと、麻衣は綾子とジョンを連れて館内に入ってしまった。
残された2人は唖然としながら見ていたが、結衣は咄嗟に我に返る。
(これ、2人っきりじゃん!?)
もしかしたら、麻衣は気を利かせてくれたのかもしれない。
あとでお礼をしなければ……と思いながらも、チラリと法生を見る。
「麻衣のやつ、おれが奢ってやるって言ったのによお〜。ま、いっか。んじゃ結衣とデート楽しむとしますか。チケット買ってくるな」
ニカッと笑う法生はチケット売り場に向かう。
その間に……と結衣はドリンク売り場でアイスコーヒーとジンジャーエールを購入した。
ポップコーンはどうしようかと悩みながらも、両手が塞がっているからと法生の元に戻る。
「はい、ぼーさん。いつもアイスコーヒー飲んでるから、アイスコーヒーしたけど、だいじょーぶ?」
「おいおい、おまえさんの金で買っちまったのか?飲みもんも奢ってやるつもりだったのに」