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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第6章 【親友】




海里と初めて会った日。


海里は、川原の草むらの中で、不審者の男に襲われていた。


『やっ...やだぁぁぁッ!!だっ誰かッ...助けてぇッ...ッ!!』


『誰もこねぇよこんなところッ...!死にたくねぇなら大人しくしろ!!大丈夫だ...すぐ気持ち良くなるからなァ....ッ!!』


ガァンッッ...ッッ!!!


『だっ...大丈夫か....っ!?』


俺は、近くにあった空の自転車で、海里にのしかかっていた暴漢をぶん殴っていた。


『だ...だれぇ......?』


海里は、学ランを脱がされかけていた。


その大きくて美しい形の瞳から、涙をぽろぽろと流していて。




 




「...もしや、同情で俺を抱いたのか...?」


海里の声に、はっと我に返る。


「ッ...!!それで、俺はお前を抱いたりなんか....ッ!!」


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