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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第6章 【親友】




衝動に駆られ、制服の上から海里の胸元をまさぐった。


ーーーやっぱり、意外に逞しい身体してるな....


「何を...してッ...李...太...!?」


恥辱の涙に濡れた瞳で、顔を覗かれる。


「俺に抱かれるのは嫌か...?」


海里の制服のボタンを、一つ一つ丁寧に外してゆく。


「それはこっちの台詞だ...!分かってるのか...俺はお前を裏切り続けて女を抱き続けた...こんな汚い身体...ッどうして...っ」


「お前は汚れてない...海里の身体は綺麗だ..!俺はお前が好きなんだ、海里...ッ!!」


「えっ........」


海里は、目を瞬かせる。


「ほ....っ、本当.......................?」


目をまんまるくして、本気で喜んでしまっているようだ。


そうだ、この顔...


「犯してきた酷い仕打ちごと!俺は海里の全てを受け入れる....ッ!これからは、お前に近づく奴に俺も嫉妬するって事を思い知らせてやる..!!」


たまにどころか、毎日のように見せる、俺のことが好きでたまんないっていう、可愛くて、仕方がない純粋な顔.....


俺は無意識の内に、海里に惚れ込んでいたのだろう...


顔を真っ赤にさせたまま、海里はすぐにツンとした表情に戻す。


「嘘...だろ...ただお前も、美しい容姿の俺に...惑わされてるだけで....、というか、なんで俺が抱かれる側なんだよ....っ」


「嘘じゃない....今からそれを、お前を抱いて証明してやる...!それにっ..!」


ドサッと、海里を押し倒した。


「海里..お前に俺が抱けるのか?きっと恥ずかしくってチューもできねぇだろ?」


からかってみたら、また目を見開かれ、本気で照れられた。


「っ...ッ...やだ...李太...!」


「誰もお前には敵わねぇ...可愛いな...海里...」


ーーそんな海里の桜色の唇を、再度奪った。



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