第6章 【親友】
「お前....放課後の理科準備室で、例の教師とヤった事あるんだろ?ーーこの写真が証拠だ」
海里の視線が俺から少年に移る。
何やら、自分のスマホの画面を見せつけていた。
「そっ、その写真いつ撮ったの..!僕につきまとってたって事でしょ...!?僕の事好きだったの!?」
「そう言えば、お前は俺に惚れるのか?」
海里は、何かを囁き、少年に迫る。
「かっ...海里、くん...っ♡」
「ほらな...お前は....結局李太じゃなくても良いんだろ....」
ーーーおいおいおい!!!やべぇ、足がすくんで動けねぇ!!
「ちっ、ちがうっ!先生は、李太くんへの叶わない恋をした僕を、慰めてくれて...っ」
「二度と李太には近づくな!その代わり、俺がお前を愛してやる!!」
海里の大声で、やっと、何を喋ってるのか耳に入ってきた。
海里は叫びながら、少年の服を脱がす。
ーーーおいおいおい!それはまずいって!!
俺はダッシュで、2人に駆け出す。
「いやだっやめてぇっ...あぁっ....海里くんやだぁっ...ぁぁんっ♡」
少年の胸に、海里は顔を埋めていた。