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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第6章 【親友】




海里と、今朝俺にラブレターを渡してくれた少年がーーーー


口づけを、交わしている。


ーーーはぁああああぁ!!???


頭が真っ白になった。


ーーー俺...俺は、お昼休みにお返事を返そうとしたんだ。


『ここは...お友達から...がベストか...?』


ああでもなんかそれって、相手を期待させることになっちゃうんじゃ...


と、思春期らしく悩みに悩み抜いた結果、ラブレターを渡してくれた少年がどこに行ったのかをクラスメイトに聞いて、今、昼休み中に返事をしようと思ってたのに..!!


『信じて...』


海里...お前まさか..."これまで"も...!?


ーーーあ...!


その瞬間、海里と、目が合ったーーー。


海里はひどく驚き、一瞬目を見開いたーーーが、諦めがついたように、俺をぼんやりと眺めてくる。


海里は少年を抱きしめ、口の中に、桜色よりも赤い、舌を挿れた。


「っ......!!!」


ーーー目が合った瞬間、さらにエスカレートしてんじゃねぇか!


まだ俺は、ずっと海里と目が合っている。


ーーー海里...息を荒げて....顔に汗もかいて...


チュグ...ッという、舌の絡み合う生々しい音が嫌に響いた。


ーーー..もしかして...あの少年とのキスで気持ち良くなってるのか....!?


ーーー俺に見られてる事も知りながら.....ッ!?


「やっ...やめてっ...!海里くんっ...!!僕は、李太くんの事が好きなのにっ...!!」


赤面する少年が何かを喋ったみたいだが、遠すぎて俺の耳には届かなかった。


ーーーこの嫌悪感...何だ?海里に向けられるべきなのに...俺は...

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