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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第6章 【親友】




「お前のお気に入りの女優、未成年淫行で芸能界引退するらしいな」


海里はそう言いつつ、優雅な笑みを浮かべた。


「昨日俺もニュースで見たから知ってるんだよ!!朝からその事実を突きつけてくるなぁ!!」


だんっ!!と、俺は自分の靴箱を殴る。
海里に涼しい顔して近寄られ、肩を組まれた。


「そしてお前のお気に入りのアイドル、結婚したらしいな」


ーー貴族か?こいつの高貴な笑いといったら...


「それも知ってる!!もうやめろぉっ!!」


そう、この海里、俺が恋心を抱いた女子全員に、惚れられてしまう程美しいーーーが、


お世辞にも心まで美しいとは言えないような少年だった。


「けっ♡こ♡ん♡」


海里に耳元で呟かれ、俺は頭を抱えた。


「ぐぅう!!やめろぉ!!」

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