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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第3章 【先生】




「....空くん...」


リビングにいたのは、皇泪(すめらぎるい)でした。
色素の薄い長い髪をサラリとさせて、振り返ります。


「ふふっ」


と、皇空は、泪に抱きつきます。


「弟のにおいっ♡♡」


「たはっ、空くんもうどうしちゃったの...今日遅かったねぇ」


いつもの事なので、皇空の弟、泪はあまり抵抗しません。


「あー!!泪お兄ちゃんたちまたいちゃいちゃしてるぅー!」


と、妹たちに茶化される兄2人でした。
そして、マイペースな雰囲気が、非常によく似通っています。


「ん..泪、お兄ちゃんには色々あるんだよねぇ...」


と、心底嬉しそうに、皇空は泪に抱きつき続けます。


「やっぱり僕...弟が1番好きっ♡♡」


「そっかぁ知ってるよ..」


そして平和な家族の夜はふけて行きます。


皇空が昇天した事ない理由、それは弟への異常な愛..。
それは、禁断とも言える...



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