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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第3章 【先生】




先生は白衣を翻し、去っていってしまった。


「やっ...山田泉くんっ...」


と、次に現れたのは、羊のようにフワフワとした髪の毛の、男子生徒。


「ん?俺に何か用か?」


「あっあの...、皇先生には、気をつけた方がいいよ...っ!あの先生、男子生徒を襲うんだ...っ!」


ーーーん?
えっ
ええーー!?


「でもっ、それって噂だろっ...!?」


ーーーあの優しげな先生が...ありえん!でも、さっき...


『多分....ね.....』


..って、イヤイヤ!!


「心配ありがとう、でも俺行くよっ!」


と、理科準備室に俺は向かった。
その、後ーーー


「ありがとう..僕の噂を流してくれて..約束通り、週末デートに行こうねぇ」


皇先生が、その男子生徒を抱きしめていた。
その事を、俺は永遠に知らない。


「嬉しい..先..生...♡」

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