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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第3章 【先生】




「今日の放課後、理科準備室に来てもらえますか..?」


授業終了後、皇先生は、俺の元にやって来た。綺麗な黒の長髪を、さらっとなびかせて。


「?はっ、はい....」


やべ、俺なんかやらかしたかな...


「ごめんねぇ..急に話しかけて驚かせちゃいましたね、山田くん」


と、皇先生は俺の肩に手をぽん、と置き、俺を安心させるように静かに笑ってみせた。


ーー流石女子人気No. 1教師。ほんっとキレーな顔。


「君が心配してる事はしないですよ〜っ...多分....ね......」


ふっ、と一瞬、先生は妖しげに見えた。


「た...多分とは...?」


俺はほんの少し、ドキリとしてしまった。


ーーー皇先生、そういう発言もするんだ...。
声も良くて、こんな台詞にも色気を感じてしまう。
こりゃ女子にモテるわ..。


「ふふ..ごめんねぇ冗談ですよっまた後でねぇ」

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