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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第3章 【先生】




ーーーなんで、皇空先生の授業になると、クラスの男子たちは、手をあげねぇんだろうな...。
女子にモテてるから皆嫉妬してるのか..?


と、俺はいつも不思議に思っていた。
先生の質問に答え終わって席につき、頬杖をつく。


ーーー俺だって授業中に、毎回手を挙げるような優等生じゃない。
だけど、嫉妬のせいで、授業中男子生徒から遠ざけられているのならーー


『僕...男の子のみんなに....嫌われちゃったのかもねぇ...』


と、困り眉でしょんぼりする、皇先生を想像してしまった。


ーーーそれは可哀想だな...だから挙手してしまった。


あの先生、柔和な態度で誰にでも優しいのにな...
生徒をちょっとでも傷付けるような言動、しなさそうなのに...。


「山田泉くん...」


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