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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第3章 【先生】




「先生...どうしたんですか?」


手を上げた男子生徒ーーー山田泉が、今回の物語の主人公のようです。

彼の特徴をあげるとすればーーー平凡。

中身も外見も、平凡です。

優等生でも、ヤンキーでも、自分にコンプレックスを深く抱いた生徒でもないのです。それは、教師にとっては、1番遠い存在でした。それ故に、


「先生?」


山田泉は、顔をかしげます。
皇空先生に、1番忘れ去られていた、少年でした。


「....うんっ何でもないですよっ、じゃあ山田くんに頼んじゃうねぇ」


この瞬間、皇空先生は、
また、ターゲットを決めたようです。


ーーー山田泉くん....
....今回は、君にしちゃおっと...♡


その瞬間、男子生徒達は、恐怖で震え上がります。


またあの先生の、オモチャが決まったぞ!と。


主人公が定まったという事で、これからはこの物語の語り手を、山田泉くんに譲り渡します。

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