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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第2章 【幼馴染】




「ああそうだ"晶くん"っ!俺は可愛いぞ!」


ガクッと、ずっこけてしまいそうになった。


"晶くん"は、幼稚園の頃、千聖に呼ばれていたあだ名だ。


ーーーほざけ、バカ...


そうだ、千聖は無敵だった。


ーーーじゃあなんでさっき訳わからんとこで照れたんだよ...!


高身長の身体を揺らされ、豪快にわはわはと笑われる。


ああもう.....!


「好きだ....千聖......」


昔から、千聖に振り回されてばかりだった。


ーーーだから、本気で告白されて、少しは俺に振り回されろ!


ーーーー千聖が可愛い事なんて、俺が一番知ってる...!!


「晶大、俺も大好きだぞっ!おおっ!両想いだぞっ!!」


千聖は、はにかむ。


ーーーくそっ...いい加減ちょっとは照れろよ...!!


俺ばっかり、ガチで喜んでどうする....!


「千聖...口開けろ....」


「俺と付き合って下さっーーん?俺は口を開けたぞ!」


不意に、千聖にキスをする。


眼鏡が、ぶつかり合った。


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