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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第9章 【初恋】



そのまま、海里は自信満々に美しい笑みを見せてくる。


「何でも...良いのか...?」


「ああ、構わないさ...」


俺は、グイッ...!と海里の唇を指で擦った。


「んッ...ぁ...ッ!」


一瞬にして、海里は表情を崩す。


「ああすまん海里...お前唇で"イクッ♡"ってなっちゃうんだもんな...」


悔し紛れに、ニヤニヤとからかってみる。
海里を、何気に押し倒してみたりして。


「ほんとに...お前は下品だ...」











「李太...」


暗がりの中、ベッドの中で、海里は方腕を伸ばす。
その艶かしい裸体を、惜しげもなく晒して。


「来いよ...早く...」


その言葉とは裏腹に、赤い顔を手で隠しながら、海里は誘ってくる。


「...俺と寝る時は、急に甘えん坊になるんだな、お前...」


「そうかも...しれないな...」


ギシ、と、裸体の海里の横に座った。


「認めるんだ...普段はあんなに俺様なのにな...お前...」


そして、頭を撫でてみる。


「...来て...」


そしたら、無邪気な微笑みを見せ、もっと俺をせがんできた。


「李...太....................」


俺は海里の唇を、ぐにっと弄り、そのまま身体を重ねて口付けをした。

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