• テキストサイズ

愛おしい彼は、僕の...《R18》

第8章 【ヌードモデル】




ーーーやっぱりか...でも、言わなきゃ隠し通せたんじゃ...


「だから、男性の裸体画なんか描きたくなかったのに...!」


一条は、小熊のようにプルプルと震えている。


「じゃあなんで、俺を雇って描く気になったんすか...」


床に膝をつけて倒れ込む一条を、冷ややかな目線で見つめる。


「...女性の裸体画描いても...売れねぇから師匠に言われたんだよ...お前は、自分の好きな男性の絵を描けとなァ...」


ーーー出会い頭に破廉恥人間連呼するようなら、それは難しい事なんじゃねぇの?


「克服しよう克服しようと思ってたら...〆切が明日に迫ってた...一ェ、だから急がなきゃなんねぇのに...ッ」


ーーーいきなり呼び捨てかよ...。


「一、嫌だろ...君をどうしてもそういう目で見てしまう俺なんかなァ...代えのヌードモデル、今から急いで探すか...」


「何も気にしませんよ、俺は。ヌードモデルやらせて下さい」


俺は男に恋した事は無かった。


でも...男から、そういう視線を向けられる事は今まで無かったから、俺、ちょっと...なんだ?珍しい気分になってる。


「....分かった...俺も時間が無ェ...」


ゆらりと、一条は立ち上がってこちらにやってきた。
そしていきなりーーー俺の服を、強引に脱がす。


「っ!!」


/ 158ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp