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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第7章 【彼氏】




ーーーという事が、1ヶ月前にあったもんねぇ...


むくれ顔が可愛い雷のほっぺをつつこうとした。


だけど、すぐに指を戻す。
あれから、手を繋ぐのは出来るようになったけど、キスは...まだ恥ずかしい。


そして、ほっぺたをつつこうとするのも...


カナエ君や瞬君にはできるのに、雷にはできないねぇ...


「ごめんねぇ雷っ」


ちょっと照れ臭くて、控えめに笑う事しかできない。
僕のそんな表情を見て、雷は顔を背ける。


「でも...照れて口が悪くなったって、俺は別にいいよ...」


「え...?」


「照れて乱暴になっちゃう泪を見れるのは、俺だけでしょ?」


と、雷は満面の笑顔を見せてくれる。


「やめて...また、僕、ま...また気絶するよっ!」


顎を引いて、長い髪の毛で赤くなった顔を隠そうとした。


「...ごめん...言葉ででもそうなっちゃうんだもんな...泪...」


ちゅっ♡と、僕は雷の頬にキスをした。


「るっ...泪...ッ!?」


雷は、目をまんまるにさせていた。


「だから...ちょっとずつこういうのも...ねぇ?」


赤くなった顔で、僕はふふふと控えめに笑う。


若干頭がくらくらしてきた。そんな僕にいち早く気づき、雷が僕の腕を掴んで支えてくれる。


いつか...いつか、触れられても平気になるまで雷と触れ合っていこう。


ちょっとずつ、ちょっとずつだねぇ...



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