黒バス triangle SS~secret story~
第5章 素直じゃない心
あたしはその後、色々と情報を手に入れた。
どうやらバスケ部らしい。
(バスケ部か…結構強いらしいよね、この学校…)
あたしはバスケ部のマネージャーになろうと思っていた。
もちろん、宮地が入るからっていうのが本音っていったらそうなんだけど…
他にも理由があった。
「紅子ー!また宮地くん見てるの?」
中学からの友達が話しかけてくる。
「んー?まあね。」
「へぇー、あんたが男子に興味を持つなんてね!」
「ニヤニヤして……正直気持ち悪いわよ。」
だが、あたしがせっかく忠告してあげたというのに、それを無視して話を続けた。
「………宮地くんが好きなの?」
「な…っ!…そんなわけ無いわよ!…興味があるのはバスケの方!!」
「はい、ツンデレめっ!じゃ、バスケ部のマネージャーになるんだね。決定☆」
「ちょっと…」
あたしが止める前にその子は手を振りながら行ってしまった。
……で、いつの間にかならなきゃいけない雰囲気になっていた。