黒バス triangle SS~secret story~
第4章 カラオケはあっというまっ?!*後編
力強い歌声。
音圧で肌がピリピリする。
音程はもちろん、加点も多い。
これは絶対高得点だ。
そして思った通りだった。
「きゅ……96点……」
さっちゃんを初め、みんなががっかりする。
…さっちゃんはわかるけど、なんでみんなも??
「こうなったら…黄瀬君。」
「お前にかかっているのだよ。」
「わかってるッス!」
みんなの期待を背負うように、こくりと涼くんは頷いた。
楽しいカラオケのはずなのに、なんか真剣過ぎない…?
ちなみに本気の涼くんの点数は…
「「92点…!」」
みんなの声のトーンが下がるのを感じた。
それと同時に私はなぜか眠気を感じた。