黒バス triangle SS~secret story~
第4章 カラオケはあっというまっ?!*後編
No side
このままでは優の純潔が…!
全員が息をのんだ。
「残りは…」
みんなが不安げに優の方を向く。
……がそこにはいつもの優はいなかった。
「ほう…カラオケなど久しいの。」
「「!?」」
突然のことに、先刻とは違う意味で全員が不安を感じた。
「で、いったい何をしておるのだ?」
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「ふむ…それは面白そうじゃ。優の代わりに妾が歌う!」
状況を説明すると優…もとい桜花は楽しそうに笑った。
「でも罰ゲームがあるッスよ…!」
「妾が負けるはずないであろう?」
自信ありげにそう宣言するとマイクと端末を手にした。
「ほう……優はこれを歌う気だったのか…」
変わる前に出されたであろう予約待機画面を見て、満足そうに笑う。
そして手慣れたようにその曲を入れた。
「妾の歌を聞くがよいっ!」