黒バス triangle SS~secret story~
第4章 カラオケはあっというまっ?!*後編
「まずは私からだね!」
さっちゃんが曲を入れて、マイクを持って立ち上がる。
…うん。テツくんを見てるね。
テツくんは圧力に負けてか目を合わせようとしない。
「~♪~~♪」
さっちゃんが選んだのは、カラオケの定番の恋の歌。
(うまいなぁ…!)
特に高音が綺麗。
ビブラートも。
思わず聞き惚れてしまう。
(これは…初めから高得点ですね……)
予想通りさっちゃんの点数は、
「94点!」
満足そうにさっちゃんが微笑んだ。