黒バス triangle SS~secret story~
第4章 カラオケはあっというまっ?!*後編
「自由…テツくんと……ふふふ……」
あ、駄目だ。完全本気モード。
…はっきり言って怖い。
言えないけど。
「順番は平等にくじで決めるぞ。」
征くんの声が聞こえて、さっちゃんから素早く目をそらした。
どこからともなく征くんがくじを出す。
1、2、3…
「あれ、1本足りないよ?」
「ああ、ぼくは参加しないからね。」
…なんで征くんはこんなに楽しそうなんだろう。
「優ちゃん、早く引いて!」
「あ、うん!」
考えるより早く、さっちゃんに急かされてくじを引いた。
順番は…
さっちゃん、テツくん、あっくん、真くん、大くん、涼くん、そして最後に私。
何歌おうかな?
ゲームを未だにあまり理解していないけれど、なんだか楽しくなってきた。