黒バス triangle SS~secret story~
第3章 カラオケはあっというまっ?!*前編
黄瀬side
黒子っちは少し考えた後、口を開いた。
「茶倉さんに膝枕してもらいたいです。」
「「え?」」
予想外の回答に戸惑う。
「その上でゆっくり読書でもしたいですね。」
「あー、なんッスかね?」
「想像できるのだよ。」
まったりと過ごしているところが浮かんだ。
…でも言ってること結構凄くないッスか?
膝枕って!
「膝枕とは…なかなかの難易度を選んだね、テツヤ。」
満足そうに微笑んでいる赤司っち。
「そうですか…?」
「赤司!お前はどうなんだよ!?」
青峰っちが唐突に赤司っちにふる。
「…ボクはやろうと思えば、いつだって優を自由に出来るからね。」
「いやいやいや!」
この人が一番問題ッスよ!
全員そう思ったのか、もうこれ以上誰も触れなかった。
オレたちがこの会話の本当の意味を知ったのは、一週間くらい経った後だった。