黒バス triangle SS~secret story~
第3章 カラオケはあっというまっ?!*前編
緑間side
「オレだったらね~優ちんとお菓子を買って食べる~」
「いつも通りなのだよ。」
茶倉とお菓子を食べている姿を時々見かける。
といっても茶倉は食べずに話し相手になっているのだが。
「じゃあ優ちんにお菓子作ってもらう~」
「それもいつも通りですよ。」
茶倉が差し入れで持ってきたお菓子は俺たちが食べる前に、ほとんどが紫原の中に消える。
「んー?じゃあ…そのお菓子を優ちんに食べさせてもらう~」
それもいつも通り…ではないのだよ。
「確かにそれならいつもとは違うね。」
赤司が興味深そうに頷く。
「というか!なんでみんなもっと欲がないんスか!?」
「黄瀬君…」
いきなり声を上げた黄瀬に黒子が冷たい視線を送る。
「な、なんすか黒子っち!…青峰っちはどうなんすか?!」
助けを求めるように黄瀬は青峰に話をふった。
「あん?オレか?」