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隣の席の蜂楽くん【ブルーロック】

第4章 かいぶつ


 その日、蜂楽が家に帰ると嬉しい知らせが待っていた。日本フットボール連合から強化指定選手の通達が届いたのだ。
 強化指定合宿、いわゆるブルーロックプロジェクトの案内だった。

 行っておいでよ、と母の優が背中を押す。
 蜂楽ももちろんそのつもりだった。
 ここに行けば友達に会えるかもしれない。そうすればもう柚と友達でいる必要はない。

 堂々と好きだって言える。


「廻、そのマフラーどうしたの?」
「友達が寒いからって、貸してくれた。明日返すよ」

 おかげで身も心も温まったから。

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