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隣の席の蜂楽くん【ブルーロック】

第2章 夏休み


 FK勝負は3-2で蜂楽の勝ち。約束通り、柊にコンビニでジュースをおごってもらう。
「あちゃー!しゅわしゅわ」
 蜂楽が炭酸飲料を開けた途端、泡が吹き出してきた。
「蜂楽くんが振り回すからだよ」
 子どもみたいだな、この子。無邪気な顔はさっきとは別人みたい。

「うまー!」
 蜂楽は炭酸飲料をがぶ飲みすると、ぷはー、と息を吐き出した。
「おれ、そろそろ店に帰るから、柚は蜂楽くん駅まで送ってやれ」
「兄ちゃん、またサッカー一緒にやろうぜ」
「おう!またな!」

 あー、楽しかったなぁと蜂楽はドリブルしながら、柚と歩く。
 駅の近くまで来て、花火大会のチラシの前で足を止めた。
「花火大会?」
「そういえば来週だね」

 なんてワクワクする響き。きっと楽しいだろう。
「委員長、一緒に行こうよ!」
 きゅるんとしたその笑顔に、断れる人がいるんだろうか。

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