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好きに理由はいりません

第7章 たった一人の大切な人


大ちゃんの反応が怖くて

ぎゅっと目を閉じていると


「何当たり前なこと言ってんの…?」

そんな大ちゃんの声に

強張っていた体から力が抜けて

目を開けると


「言っておくけど…

俺も絶対まこちゃんのこと

諦めたりしないよ?

だって俺まこちゃん大好きだもん笑」


私の大好きな大ちゃんの笑顔が

目の前に広がる…



それだけでもう

十分幸せを感じているのに


「大ちゃんが大好きです」


そうもう一度ちゃんと言葉で伝えると


「俺もまこちゃんが大好き笑」


そう言って大ちゃんは

私の頭を撫でてくれる…


これはもう

幸せが大渋滞してますよ…?



でも…


大ちゃんが笑ってくれて嬉しい反面


ふと我に帰ると


久しぶりの二人きりの空間に

急に恥ずかしくなって


「何…か飲み物でも持ってくるね?」


そう言って立ち上がった私の手を

大ちゃんが掴んで



「だめだよ…?」



そんな言葉と一緒に

私の体はふわりと宙に浮いた…
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