第1章 幼馴染ってやつ
それから数年がたち
私は会社勤をしながら忙しくも
平凡な日々を過ごしていた
人見知りなりに普通に働き
根暗なりに普通の毎日を過ごす
誰にも気を使わず煩わされない日々
それが気楽で心地よい
だから今日も
普通に仕事を終えて
なぜ出来たのかもわからない彼氏と
デートという名の食事をし
家に来たいと言う彼氏に
笑顔でさよならをして家に帰る
玄関の扉を閉めると
服を脱ぎ捨てお風呂へ直行し
早々にシャワーを終え
冷蔵庫に買い置きしてあるビールを飲む
この瞬間塗り固めた平凡な1日は終わり
私の外行きスイッチが完全にオフになる…
でも今日はビールを一口飲んだ瞬間
部屋にインターホンの音が鳴り響いて
私のオフスイッチは
中途半端なところでストップさせられた…