第4章 好きだと言う勇気
仕事が終わり家に帰ると
我が家の玄関前にうずくまる
ピンク髪のかわいい動物がいて
「ただいま笑」
そう言って髪を撫でると
「ふわっ?あれ寝ちゃってた俺?」
なんて慌ててよだれを拭く笑
「もう熱は下がったの?
疲れてるなら無理してこなくても
家で寝ればいいのに…」
そう言いながら
玄関の鍵を開けて扉を開けると
「約束したじゃん?
今日はご飯一緒に食べようって
それを楽しみに今日1日仕事頑張ったのに
まこちゃん冷たくない笑?」
なんて大ちゃんはちょこちょこと
私の後ろをついてくる…笑
そんな落ち着きのない
チワワみたいな大ちゃんに
「ご飯唐揚げとかでいい?
下味つけてあるから
少しだけ待っててね?」
.
そう言ってキッチンに立つと
「なんか手伝う?俺もなんかする!」
.なんてさらに私の周りをちょこちょこ
歩き回る笑
「邪魔なんで座っててくださーい笑」
とでっかいチワワを追い払い
ジュワジュワといい音を立てる
唐揚げに集中する
出来上がった料理をテーブルに並べると
大ちゃんは
「もう食べていい?
うんまぁ…」
なんてキラキラした目で唐揚げを頬張り
あっという間にご飯を完食した…