第4章 好きだと言う勇気
大ちゃんが帰って一人になった家の中
これからどうすればいいのかわからなくて
頭の中がぐちゃぐちゃになる
それでも一つだけ
はっきりしていること
それは
私は絶対に
大ちゃんを好きになっちゃいけない
ということだけだ
今の大ちゃんは
私にはキラキラし過ぎていて
好きになってしまえば
平凡すぎる自分が惨めに思えてしまう
1人でいれば
これ以上傷付かなくて済む
これ以上近付いて
また大ちゃんを好きになって
私の前から
また大ちゃんがいなくなってしまったら
次こそきっと私は
立ち直れない…