第3章 認めたら負け
朝目が覚めると
そこには昨日のまま
俺の胸の上で気持ちよさそうに眠る
まこちゃんがいて
見ているだけで口角が上がる笑
眠ってるまこちゃんの髪をよしよしと撫でると
「大ちゃん…へへ…笑」
なんて
悩殺級の笑顔を見せて
俺の手に頭を預ける姿に
「寝てる時は素直なのにね笑」
そう言って
ぎゅーっとまこちゃんの体を抱きしめると
「ふがっ…?あれ…何ごと…汗」
なんて目を覚ましたまこちゃんが
腕の中で暴れ出す笑
「おはよ…まこちゃん笑」
そう言って笑う俺の腕から
まこちゃんは慌てて起き上がると
「なんで大ちゃんがここに…?
え…もう朝?うわぁ…頭痛いし…
わけわかんない…汗」
なんて
この世の終わり…みたいな顔をして
頭を抱える笑
そんなまこちゃんに
「昨日のこと覚えてる笑?」
そう問いかけると…
「昨日…?
昨日は一人で部屋でお酒を飲んでて…
あとは…わからない…涙」
なんてさらに頭を抱える
まこちゃんに
「それは残念笑
昨日のまこちゃんは大胆で
俺にあんなことや
そんなことまでしたのに…
覚えてなくても責任とってね?」
そう言ってニンマリと微笑むと
まこちゃんの顔が一瞬で真っ赤に染まり
「私が大ちゃんを襲ったの汗?」
なんて慌てて俺に顔を近付けるから
我慢できなくて
真っ赤なほっぺたに
チュッと音を立ててキスをしてやった笑