• テキストサイズ

好きに理由はいりません

第2章 アイドルと幼馴染の間


あれからというもの

隣に越してきて過去の亡霊さんは

私の前に現れては

私の心を乱していく…



朝会えば"いってらっしゃい"と笑って


夜に会えば"おかえりと"と手を振ってくる


ただそれだけなのに


1日顔を見ないと

なんだか少し

ほんの少しだけ寂しと思ってしまう


まぁ…相手はアイドルだし…

テレビをつければ

いつでも会えるわけだけど…


でもテレビの中やスマホの中で見る

大ちゃんは


やっぱり私の知っている

大ちゃんとは違って見えて

知らない人を見てるような気がしてしまうんだ…



あぁ…だめだダメだ…

油断するとまた頭の中を


大ちゃんが埋め尽くしていく…



余計なことを考えるな!

明日は会社も休みだし



ビールをたらふく飲んで

大ちゃんと言う名の記憶は全て


空の彼方に飛ばしてしまおう笑
/ 69ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp