第20章 結婚
乳首を舐めながら腰を振り、くちゅくちゅと音が鳴る。
「あ…そ、しろ…んっ、イく…あっ、あん…んんっ〜〜!!」
なるべく声を抑えたつもりだが、大丈夫だろうか。
ちゅぱっと口を離すと私を見下ろしてきて、可愛ええと囁く。
朝はほとんど感覚がなかったのに、今は気持ちよすぎておかしくなりそう…。
身体を起こした彼は気持ち悪いと言ってすぐに胸に顔を埋めた。
気持ち悪いのによく出来るな…。
「美影、慣らすの、ちょっとでええ?きつい…。」
そこまでしてしたいのか。
茂みに指を這わせて、ゆっくり指を沈めてくる。
「ん、簡単に2本入るな。」
少しの間ゆっくり動かすと、すぐに激しく出し入れし、ぐちゅぐちゅと音を響かせた。
聞こえていないか不安になる。
キスをしようとすると、ダメやと口を押さえられた。
「僕、うがいしてへん……んっ、まっ…ダメやって……ん、もう…。」
ぴちゃぴちゃと舌を絡ませて、上の口も下の口も彼に翻弄されて、何度も果てた。
舌先がぴちゃ、ぴちゃと絡んでいると彼の唾液が流れ込んでくる。
それを飲み込みながら、お互い薄く目を開けて見つめ合った。
「そろそろ挿れてえ?…ゴムとってや…。」
少し起き上がて身体をずらしながら、ナイトテーブルの引き出しを開け避妊具を取り出すと、奪われて宗四郎はすぐにそれをつけ、グッグッと押し込んでくる。
全部入ると緩く腰を動かしてくちゅ、くちゅと音をたてる。
「んっ、あっ…はっ、あっ……やっ、イっちゃう…んっ!」
「Gスポ、気持ちえ?いっぱいここ突いたるな?」
Gスポ?
なんのことかわからないがそこを突くと言っているので、恐らくソコだろう。
私がいつも気持ちよくなってイっちゃうとこ…。
私に覆い被さりながら緩く突いていると、だんだんと余計緩くなり、動かなくなった。
「うそ…ねないでぇ…。」
私の胸に頬をつけてスヤスヤと眠っている。
イきたい、イきたい…イきたい!
イきそうだったのに刺激が緩くなっていってイけなかった。
イきたいイきたいと膣を脈打たせていると、イってしまった。
膝をガクガクと震わせ、大きく息をしながら胸を上下させているのに、起きる気配はない。
もう諦めようと思い、彼の頭を撫でながらおやすみと言って私も眠った。