第29章 マッサージ✿番外編
「なぁ……僕が飲んだらあかん?」
とても言いにくそうにボソボソと喋るので、何をと聞き返してしまった。
聞かなければよかった…。
「おっぱい飲まして…。」
お腹を壊したらどうするつもりなのか…怪獣が現れた時、お腹が痛かったらどうするんだ。
指で挟んだ突起を引っ張りコリコリと捻じって、あかん?と耳元で囁く。
返事を聞かずに彼は前に回り服を捲って、突起を口に含んだ。
柔く揉みながら吸ってちゅぱちゅぱと飲んでいる。
「そっ、しろうのじゃないのに…。」
「美影は全部僕のやろ?」
バカと言うが引き離すことはしなかった。
軽く歯を立てているので傷が付くかもしれない。
「思ったんとちゃうけど、君の身体から出てるて思えば、全部吸い尽くしたなってまう。」
顔を上げた彼にダメだよと言えば、突起をぺろぺろと舐め始めて腰が反応する。
「好きやで、美影。」
口を離すと大口を開けて膨らみにかぶりついた。
そのまま甘噛みをしてぢゅっと吸いながら離れる。
「こっちもマッサージせぇへん?」
「ばっ、しない!」
秘部を撫でて熱の篭った赤紫の瞳は私を捉える。
嫌やと笑った彼は下着のゴムに指をかけた。
聞いてくるくせに、私の意見は聞いてもらえない。
「してもええんやろ?僕に嘘は通用せぇへんで。」
まだ何も言ってないから嘘はついていない、それなのに彼はお仕置だと言って、露わにした秘部に顔を埋めた。
このままここでするのはダメだと思い、慌てて止める。
「ここじゃ、ん…ダメ…。」
顔を上げた彼に目配せをし、娘を見る。
気付いた彼は私を抱き上げ寝室を出て、扉を開けたまま廊下の壁に押し付けてきた。