第15章 不信
いきなりキスをしてきて、許してやと言いながら無理やり私の口を開いて舌を絡ませてくる。
胸を押し返して離れさせて、こんなことをする為に来たんじゃない、話をする為に来たんだ、と言ってもちゃんと聞くからとまた舌を絡ませる。
ちゃんと聞くって何…お互いちゃんと話さなきゃダメでしょ。
なんで…なんでこんなことばかりするの?
会ったら、こんなことばっかり…。
抵抗するのも面倒臭くなり、そのまま身体を委ねる。
抵抗しない私に気付いた彼はキスをしたまま私を押し倒し、服の中に手を入れて胸を揉む。
彼に全てを教えられた身体は、手を這わせられるだけで反応してしまう。
「こないな格好してきて、僕がなんもせんと思うてるん?」
太腿を撫でながらスカートの中に手を入れて下着を奪い、これ履いてやと紐パンを履かせられる。
紐を結ぶと、太腿に痕をつけながら舐めていく。
下着の上から陰核をつつかれ、甘い声を漏らした。
「濡れとる。指入れるで。」
私の片足を持ち上げ下着をずらし、ゆっくり指を沈められる。
なんでいつも、そんな優しくするの。
本当は激しく抱きたいくせに。
大丈夫だと思ったのかすぐに指を2本に増やす。
くちゅくちゅと音をたてながら激しくナカを撫でる。
「あっ、もっ…んっ、いっく…!んあっ、あっ!」
「ほんまここ好きやなぁ。可愛ええ、好きや…。」
腰を震わせながら荒く息をして落ち着かせていると彼は立ち上がり、机の引き出しから避妊具を取り出した。
ちゃんとつけてくれるんだ。
でも…もう挿れるの?
前はもっとちゃんと愛撫してくれたのに…。