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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第15章 不信


足の間に入ると、ゆっくりと自身を沈めてきた。


「ごめん、まだちょっときつかった…。」


私の上に覆い被さりグッグッと奥に押し込む。


どうしてこんな風に私を抱くの…?
どうしてちゃんとしてくれないの?

最近彼の気持ちが遠くなっている気がして、胸が苦しくなって涙が出てくる。

1回イったからいいと思ってるの?


「っ!?痛いんか?ごめん、まだ動かんから。」


ただの作業みたいに私を抱くくせに優しくする。

あの時みたいだ。
口淫を強要した頃みたい。


痛くないと首を振れば、なんで泣いてるん?と優しく頭を撫でて腰を動かすことはしない。


ギュッとシーツを握っている手を離され、指を絡めて握られる。


「もうやだぁ…うぅ……なんでえっちばっかりするの?なんで話をしてくれないの…私たち結婚するんでしょ…ちゃんと話さなきゃわかんないぃ…ふっ、ぅ…。」


「え、ちょ…わかったから、そんな泣かんで…。」


嗚咽を漏らしながらバカバカと言って泣いていると、だんだん意識が遠くなっていく。

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