• テキストサイズ

短編集【呪術廻戦】

第3章 お願い先生っ! 五条×生徒


「よく真希を下がらせたね。いい判断だ。」
「は、はいっ。」

五条先生は私を横抱きにしたまま、ふわふわと浮いていた。

「でも、が相手にできないくらいの呪霊の前にでちゃダメ。憂太が来なかったら二人とも死ぬよ?」
「はい…。」

「真希への強化もばっちり。まぁ合格かな。」


にっこり笑う五条先生に私は嬉しくなって大きく頷いた。


「次は鎌の扱いを重点的に稽古をつけよう。」

呪霊たちの攻撃を避けることものなく…というか、当たることもなく、先生は淡々と私を指導していった。

抱っこされてる私にももちろん当たらない。


「はい。」
「でも前より上手くなってる。」

「鎌が大きくて…でもだいぶん慣れました。」
「背が伸びたかな。」


ゆっくり地面に降りて、私の背の高さを確かめるように頭をぽんと叩いた。


「…強くなりたくて頑張りました。」

自分よりうんと長い鎌を握りしめ、私は言った。


ーー…五条先生の支えになりたくて頑張ってる。





それが私が特訓をする理由。



「…憂太とよく稽古してるからかな?」
「はい!憂太くん私を抜いてどんどん強くなっちゃうから、負けたくなくていつもついていってます!」


そ、頑張って。


と、先生は言うと、真希ちゃんと憂太くんの方へと行ってしまった。
/ 117ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp