第3章 お願い先生っ! 五条×生徒
そんな話をしながら教室に入って行くと、そこには乙骨と五条がいて何かを話していた。
つい今まで結婚やら子供のことを話していたは、急に教室内に五条がいて、緊張してそっぽをむいてしまった。
「ちょうどいいところに、さんと真希さん僕と一緒に任務だって。」
「三人で?」
真希が尋ねると、五条が頷いた。
「一応僕も同行するけど、三人でよろぴくー。」
いちいち言葉が古いな。と、は苦笑しながら頷いた。
「この三人って珍しいね!」
乙骨がに言うと、は笑って頷いた。
「そうだね。憂太くんもう特級になったのにね。」
乙骨は百鬼夜行以降一度四級にまで降格になったが、リカを顕現させることでまた特級に戻っていた。
そんな実力者の特級術師と体術ピカイチの真希が共に行き、さらには補助のできるまで行くとなると、かなりの呪霊なのかもしれないと、は内心心配になっていた。
「呪詛師が関わってるらしくて、かなりの数の呪霊が集められてるみたいなんだ。持久戦になるんだって。頑張ろうね。」
かなりの実力者で特級術師のわりに、ふんわり笑う乙骨にも癒されるように頷き微笑み返した。
「憂太は呪力操作雑だから、その大量にある呪力を最後まで上手に使う訓練ね。」
「はい。」
五条に後ろから言われ乙骨は頷いた。
「真希も同じように体力温存を心がけながら、どの呪具を使うか考えながら戦ってごらん。」
「ん。」
五条は一人一人に声をかけていき、最後にの方を見た。
「は何度もかけられない筋力強化を、どのタイミングで使うか見極めながらサポートね。あと、二人の体に異常があった場合の判断も任せるよ。」
「わかりました。」
は気合いのために握り拳をつくり、大きく頷いた。