第2章 上司がウザいです 五条×補助監督 (R18)
ぺろっとの唇を舐め、背中を背骨に沿って指先で撫でていくと、はピクリと体を揺らした。
その一つ一つの反応に五条は満足していた。
何も知らないが自分の手で翻弄されていく様子を五条はゾクゾクしながら見下ろした。
自分の膝の上で横向きに座り、目をぎゅっと閉じるの頬を撫で、再びキスをした。
「大丈夫だから、口開けて?」
「…っ!?」
は驚いた顔をした。
「え、キスもしたことないの?」
「それくらいなら…バカにしないでくださいっ。」
ただ…ドラマみたいなキスは……その…
と、ごにょごにょ言うに五条はふふっと笑った。
きっと触れるくらいのキスしかしたことがないのだろう。
しかし、実は酔った時に五条はすでにの舌を堪能していたが、はそれを知らない。
「ドラマ以上のキスしよう。」
爪で頬をつーっと撫でると、は少し怯えたような表情になっていたが、それすら五条は愛おしく思っていた。
「大丈夫。口開けて。」
親指で軽く顎を押すと、は素直に口を開けた。
ゆっくりと五条は舌をの口内に進入させた。
は軽く震えながら五条のお腹あたりの服をぎゅっと握りしめていた。
全身に力が入っているをどうにか落ち着かせたい、
そう思った五条は、ゆっくりゆっくりの舌を絡めていった。
「…っん…」
上手く酸素を入れられないは、鼻から抜けるような呼吸になっていった。
「、舌逃げないで。出して。」
「わからなっ……ん…」
五条はの口内で固くなってるの舌に吸いつこうと舌を絡めたが、のあまりの固まりっぷりに上手くできないでいた。
呼吸も上手くできないは、必死に顎を上げ、ついていこうとは頑張ってはいた。
五条は一度口を離すと、の首に唇を落とした。
「……ん」
の甘い声に、五条は口角を上げた