第5章 ウザい上司 五条×補助監督(R18)
ばたん。
が触れるだけのキスをした瞬間、五条は仰向けにそのままベッドに倒れ込んでしまった。
「…嘘だ。から…キスした。」
「……。」
は真っ赤になってぷいっと横を向いて視線を逸らした。
「あの…仕事人間ツンデレが……僕に…キス?ここに来たのだって急ぎの書類とかあるんだろうって、誕生日はついでだって思ってたのに…あの、から僕に…」
ぶつぶつとベッドに倒れ込んで呟く五条に、は口を尖らせた。
驚いているのか喜んでいるのかわからないはやはりこんな誕生日プレゼントやめればよかったかと、少し思い始めた。
「プレゼント…夜遅くなったから用意間に合いませんでした。ごめんなさい。今度きちんとしたものを贈らせてください。」
そう言ってるのにもかかわらず、五条はうっとりとしながら自分の唇に触れていた。
「待って。今余韻に浸ってるから。」
「……。」
は、どうしたらいいかわからなくてもう部屋を出てしまおうとぺこっと軽くお辞儀をした。
「それじゃあ、失礼します。またお仕事頑張りましょう。」
「ちょちょちょっ!」
五条は慌てて起き上がりの手首を掴んだ。
「え?おしまい?」
「はい。プレゼントはきちんと買う予定です。」
「いやいや。最高のプレゼント今もらったから。もう少しいてよ。」
「甘える…ってどうしたらいいのかわかりません。わがままを言えばいいですか?」
「さっきのキスがいい。もっとしてよ。」
は眉を寄せた。
「…キス。」
「うん。からのキスなんて最高じゃん。今度はちゃんと見るから。ね、もう一回。」