第3章 お願い先生っ! 五条×生徒
私が見上げると、先生は私の頭をポンっと撫でた。
学校のみんなの前ではあまりそういったことはしたことがない先生に私は驚いて固まってしまった。
「ちょーーっとめんどくさいことに巻き込まれちゃってね。僕たち将来のためにはこうするしかなかった。ごめんね、。」
「…?」
「なんだよ、悟!に触んな!」
きーーっと怒る真希ちゃんは拳振り上げ五条先生に怒っていた。
ナデナデと座ったままの私の頭を五条先生は撫で続けた。
「僕はいいの。」
「はぁ!?なんだよさっきから!」
「僕とは将来結婚するからね。ね?。」
先生が急にそんなことを言うもんだから、教室がいっきに静まり返った。
もちろん私も何も言えなくて、ただただ口を開け五条先生を見つめていた。
「えっ、えっ!?結婚…!?」
なぜか憂太くんが真っ赤になってあわあわと焦っている。
「そ、許嫁?婚約者?が卒業したらね。」
「せ、先生っ!」
「なーんかさー、僕たちの関係公表してなかったでしょ?僕ずっと正妻は決まってるからお見合いはしないって言ってたんだけど、最近それは嘘だって他の家の奴らが言い始めてさー。」
口を尖らせてぐちぐち言い始めた五条先生に、私はどう反応していいのかわからなかった。
てっきり学校に通ってる間は、結婚することは言わないものだと思っていた。
「は?お前ら結婚決まってたの…?いつから?は?ずっと?」
真希ちゃんが私と五条先生を指でさしながら震えていた。
別に騙したかったわけではない。ただ、普通に学校生活を送れるよう先生が配慮してくれていたのだ。
「先生が私のためにそうしてくれてたの…、真希ちゃんにも言えなくてごめん。」
「でも、そうもいかなくなってさ。勝手に僕の結婚相手決まっちゃいそうだったから、のこと公表することにした。」
そういって先生はもう一度私に“ごめんね”と一言謝った。