第6章 順調?
クリーパーちゃんの言う「青いキラキラ」はやはりダイヤモンドのことだった。クリーパーちゃんの周りには大量の深層岩や凝灰岩やらが散らかる中、いくつかダイヤモンドが落ちていた。
「よくやった!」
と俺が褒めると、クリーパーちゃんは素直に跳ねて喜んでいるみたいだった。
「やったぁ!」
と喜ぶクリーパーちゃんの横で俺はダイヤモンドツルハシを作った。早速クリーパーちゃんにダイヤモンドツルハシを渡そうとして俺は気がついた。満腹度ゲージがかなり減っている。もう少しで走れなくなりそうだ。
「ちょっとここで待っててくれる?」
俺は念の為クリーパーちゃんに待ってての指示が出ているか確認し、ブロックを積み上げた。地上に出て食べ物を取りに行くのだ。
「おおはらが言ってたな〜。チートでも歯茎を出すなって」
と俺が言うと、視聴者がチャット欄であの時のか、なんて騒ぎ出す。アレはチートという名の鬼畜だった。
そうして地上までやって来ると、外はすっかり夜だった。湧きが集中しているのか、敵MOBがめちゃくちゃいる。
「マッズイ! ベットも取ってきてない!」
完全に油断していた。いつもは村を見つけたらすぐにベットを取る癖をつけていたくらいなのに。
幸いにも村は近い。俺は無事な村人の家に駆け込み、ベットイン。朝までショートカットをすることにした。