第13章 特殊らしく?
ロッド集めはいつもと比べるとやや特殊だったが、順調に数は揃った。
クリーパーちゃんとネザー要塞を脱出する方法は、俺が一旦出て、安全そうなところでクリーパーちゃんに「おいで」をすることでなんとか切り抜けた。
「あとはパールだね」
俺は視聴者さんたちやクリーパーちゃんに次の目的が分かるようにそう言った。クリーパーちゃんはゾンピグに追われながら(放って置いても自分で倒すみたいなので)俺に聞いてきた。
「パールってどうやって見つけるの?」
「ピグリンと交易するか、エンダーマンを倒したらドロップするね」
「エンダーマン倒す!」
とクリーパーちゃんはやる気満々だが、俺たちが今まで通って来た道のりには青森はなかった。となるとピグリン要塞を探すしかないのだが、この世界の円グラフが要塞を探す用に作られていないらしいので(ウエノ氏が仕掛けたダミー円グラフだからだ)どうしたものかと俺はクリーパーちゃんを連れてウロウロする。
「あの真っ黒なのは敵?」
とクリーパーちゃんが唐突に指したのはソウルサンドバレーにいるエンダーマン。こんなところにも湧くんだ、と俺は少し驚いた。
「あれがエンダーマンだ! やるんだ、クリーパーちゃん!」
「はーい!」
俺はクリーパーちゃんに戦う指示が出たままなのかもう一度確認してエンダーマンへ向かって走った。ボートを用意する。だが、先に走り出したクリーパーちゃんの方が早かった。