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鈴をつけたクリーパーちゃんとエンドラ討伐

第8章 やっぱり順調?


 地上はまだ昼の時間だった。
 今の内に、とネザゲを作ってベットでリスポーンを作ったのち、俺の中でふと疑問が一つ浮かんだ。
「そういえば、クリーパーちゃんって死んだらどうなるんだろう」
 試しに、ベットでリスポーンをするんだよ、とクリーパーちゃんに言ってみても首を傾げるばかり。クリーパーちゃんは目の前にプレイヤーがいると首を傾ける仕様らしい。
 すると、配信を見ている視聴者の一部が「やられないようにたいたいが守ったらいい」というコメントが流れ、そうだなと俺も頷いた。
「一度もデスしないってのもかなり鬼畜だけどな」
 しかも死なせちゃいけないのがクリーパーちゃんなのはキツイ。そうだ、盾を持たせることは出来るのかどうか。
「盾持たせたら、ツルハシ捨てるかなぁ」
 ツルハシを持ってないのは困るよなぁと、俺はクリーパーちゃんに盾を渡してみた。ツルハシは捨てなかったので安心だ。クリーパーちゃんはスムーズに盾を片手に持った。
「たいたい、これなぁに?」
 クリーパーちゃんは盾を振り回しながらぴょんぴょんした。
「それは盾。こうやって敵から身を守ってね」
 と俺が言って構え方を見せるとクリーパーちゃんも真似して盾を使いこなした。
 そうなるとさすがにクリーパーちゃんには鉄装備を渡したいところだがそんなに数はない。金装備はネザーに行った時に用意しよう。俺はそう決めて、ようやくネザーゲートにチャッカマンで火を点けた。
「よし、ネザー行くよ〜」
「はーい!」
 俺の声をまるで聞いているかのようにクリーパーちゃんがついて来た。動きも可愛い。爆発しなければなおのことw
「神シード値来い!」
 俺はそんな淡い期待を包み隠さず口にしながら、ネザーへ足を踏み込んだ。
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