第10章 知ることのできない景色。
★菅原孝支★
さっきから、日向と影山は速攻をしようとしてるけど、なかなか息が合わない
影山の正確で素早いトス
日向の反射、スピード、バネ
噛み合えばきっと凄い速攻になる
けどこのままじゃ・・・・・
菅原「それじゃあ、中学の時と同じだよ」
影山「・・・・・?」
菅原「あっえーっと・・・」
何て説明をすれば・・・・
菅原「日向のすばしっこさっていう武器、お前のトスが殺しちゃってるんじゃないの?」
影山「!」
菅原「お前の腕があったらさ」
影山「?」
そう、お前にしかできない
俺にはできない
菅原「なんつーか、もっと日向の持ち味っていうか才能っていうか、そういうのもっとこう・・・えっと・・・」
田中「菅さんファイト!」ガッと行ってガッと!!
「先輩ファイトです!」必死な先輩も素敵です!
田中「え?」・・・・・。
「え?」何か?
菅原「何かうまいこと使ってやれんじゃないの!?」
うまく説明できてないけど・・・・(周りウルサイし・・・)
菅原「ズバ抜けたセンスとボールコントロール!そんで何より・・・敵ブロックの動きを冷静に見極める目と判断力!!・・・・俺には全部無いものだ」
俺には無いものだけど、お前は・・・
菅原「技術もあってヤル気もありすぎるくらいあって、何より・・周りを見る優れた目を持ってるお前に、仲間の事が見えないはずがない!!」