第10章 知ることのできない景色。
★★
「あ、」
菅原「ん?どした?」
「いや・・・あの二人、今同じ気持ちになったんだなと思って」
菅原「・・・・・そうだな」
今、あの二人の気持ちが一つになった気がした
というか・・・・・・
いつの間に隣に居たんですかっ!!?
バクバクバクバク――――
心臓鳴りやまないですっ!!!!
チラッと菅原先輩を見上げた
「・・・・・・・」
先輩の顔は真剣に何かを考えている
先輩は今何を考えているんですか?
そんな顔を見てると目が離せなくなる
わざとですか?先輩・・・
これ以上私を惑わせてどうするつもりなんですか
菅原「?どうかした?」
「っ!!いえっ!!何でもござりましぇんっ!!」
菅原(ござりましぇん・・・・)
あー、翔陽や影山たちが今真剣に勝負しているのに
私はこんな不純な考えをしてしまっててスイマセン。
どうぞ誰か私を一発殴っ・・・-ボンッ!!-
「―――――――っっっ!!!!!」
私の顔面真横をボールが通り過ぎた
「・・・・・・」汗
菅原「大丈夫!?」
「はい。殴られた気持ちになれて良かったです」・・・。
菅原「え?」
これで目が覚めましたとも!(多分)
影山と翔陽の速攻!!この目でしかと見届けようではございませんか