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私のスキを貰って下さい。

第28章 ドギマギな初日。


★★




その後、夕飯は無事に完成し皆が食堂にあつまった

龍先輩や西谷先輩は清水先輩の作った夕飯を喜んで食べてる

本当に幸せそうな顔をして食べてる

孝支先輩も、清水先輩の手作りで嬉しいのかな・・・?

テーブルは学年別に別れていて、孝支先輩の向かいには清水先輩が座ってる

清水先輩は優しくて美人で賢くて・・・誰もが羨むほどの才色兼備

なのに私は・・・・・




ふつふつ・・・・ふつふつと湧き上がる・・・・

こんな気持ちになりたくないのに・・・・

イライラなんてしたくないのに・・・・

こんな自分が嫌なのに・・・・

それでも抑えられない・・・・・

私の中にいる黒い感情。

モヤモヤとズキズキのせいで、鼻がツンとして涙でそう




日向「?気分でも悪いの?」

「えっ?」




突然の声に少し驚いた




日向「全然食ってない!腹いっぱい?」

影山「お前食わねぇんなら俺が食う」

月島「まだ食べるの!?」

山口「凄い食べるね・・・・」汗

日向「食べないなら俺も残り食う!」



皆の声を聞いて、涙をぐっとこらえた

それがばれてしまわないように下を向いて笑顔を作る



「飛雄も翔陽もそんな食べたら後で大変だよぉ?蛍も忠も呆れてるじゃん・・・・けど・・・・」

日向「?」

「実は作りながらちょっとつまんじゃってさ、お腹いっぱいなんだ」

月島「お腹空かせた子供だね」

山口「もそんな事するんだ」

日向「つまみ食いしたら俺かーちゃんに絶対怒られるんだよなー」

影山「・・・・」モグモグ

「はははっ、行儀悪いよね」




どうか早く・・・・

この黒い感情が私の元から消えていきますように・・・・

お願い・・・・





お願い・・・・早く・・・・



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