第4章 大事な一歩。
★★
影山って、自分で一言多く言ってる自覚全然無いじゃん・・・・
天然ってコワイ!!
「私は何にしよっかな♪」
影山「めざめのヨーグルトが美味い」
「へぇ~・・・・」
影山「・・・」イラッ
「ほら又直ぐ怒る!!眉間にシワ寄ってるよ?」
深くシワを寄せた眉間を指さそうとしたんだけど・・・・
「届かないっ!!」ガーン
私のメイイッパイの背伸びは全く役にたたなかった
影山「・・・・」
「何でえぇ・・・・」
影山「は?」
「何でそんなデカいの?!バカぁ!!」泣
はっ!?しまった!!口走ってバカなんて!!又怒らせちゃう!?
影山「オイ・・・・・・・」
(ビック----!!「ひゃいっ!!」
噛んだ!!そして怒られるぅ!!泣
「日向はさ」
影山・「?」
怒られるのを覚悟して目を閉じると
聞きなれた声と名前が聞こえた
声のする方を影山と二人で覗くと、菅原先輩と翔陽が練習しながら、バレーの話をしてた
「昼休みもやってるんだ・・・・」
影山「・・・・・」
日向「俺、もう負けたくないです」
翔陽の一言に、チラッと影山の顔を見た
影山「・・・・・・」
影山は何も言わずに立ち去ろうとした
「もう行っちゃうの?」
影山「俺には関係ない」
そう言って、戻っていってしまった
影山も色々考えてはいそうだけど・・・・
私は陰から小さな声で応援した
「翔陽頑張ってね!!」