第26章 合宿に向けて。
★★
いつも翔陽と飛雄と帰ってたから、何か今日はちょっとさみしい
賑やかな2人に挟まれて帰る帰り道
今日はシーンとしてる・・・
・・・・・と思いきや
田中「おい!このポーズどうだ!?」
西谷「いや!こっちのが良いんじゃねーか!?なぁ!!」
田中「おぉ!!さすがノヤっさんだぜ!!」
「いや、正直どっちでもいいですけどね」
西谷「何だと!?ちゃんと見てんのか!?」
田中「こっちと」
西谷「こっちだぞ!?」
「いや・・・何が違うんですか」
田中「全然違うじゃねーか!!」
わかんない・・・
龍先輩と西谷先輩は、2人でバレー部の決めポーズを考えながらどっちがいいかなんて言い合ってる
東峰「凄い気に入られてるなぁ〜」
菅原「本当皆と打ち解けんの早いよなぁ」
澤村「まぁ、は誰かさんと違って物事ハッキリ言うし、度胸あるしなっ」
東峰「お前、俺にだけ当たり冷たいよな」
菅原「まぁ旭だからなー」^^
澤村「へなちょこエースには厳しくいかないとな!」
東峰「そんなぁ・・・」
後ろでは3年生3人が楽しそうに話している
1人で帰ろうとした私に、当たり前のように声をかけて並んで帰ってくれる先輩達
何か嬉しいな、こういうの・・・
自然に口が緩む
すると、突然後ろの方から私を呼ぶ声が聞こえた
日向「ーーー!!」
「っ!翔陽!?飛雄までっ!残って練習してくんじゃ・・・」