第26章 合宿に向けて。
★影山飛雄★
さっきから日向のやつ・・・
のことばっか心配しやがって
全然集中力ねぇじゃねーか
音駒との練習試合はもうすぐだっつーのに
が1人で帰ってたら心配?
何で1人で帰ってるくらいで心配なんだよっ!
俺だっていつも1人だ
だから別にあいつが1人で帰ろうが心配なんて無い
日向「お前わかってんのか!?」
影山「は!?何がだよ」
日向「はお前と違って女の子なんだぞ!?」
影山「だから何だよ」
日向「もしっ・・・もしも誘拐とか!ちっ、痴漢とか!!あったらどーすんだよ!!」
誘拐?痴漢?何言ってんだこいつ?
影山「そんなのあるわけねーだろ」
日向「お前バカなのか!?絶対って言えんのか!?」
影山(イラッ!)
日向「イデデデデデッ」
確かに絶対とは言えねーか
あいつが1人で帰っててもし何かあったら・・・・・
影山「・・・・・・・・・・・おい」
日向「なっ、何だよ!?やっ!やんのかっ」
影山「帰るぞ」
日向「は?何だよ急に!」
影山「お前も集中しねーし、今日は無しだ!」
日向「あっ!おい影山!!」
くそっ
こんな事なら誰かと帰るか聞いておけばよかった
日向のせいで急に心配になってきたじゃねーか
せっかく練習しようと思ってたのに、このままじゃ集中できねぇ
今走ったらまだ間に合うか!?
着替えてる暇ねぇか
早く追いかけねーと